「ビットフライヤーに登録したけど、NFTの始め方がわからない。」
そんな疑問を抱えていませんか?この記事では、ビットフライヤーを使ったNFTの始め方について解説しています。驚きの金額で落札された「NFTアート3選」も紹介していますので、合わせてご一読ください。
【ビットフライヤー】NFTの始め方
ビットフライヤーでNFTの取引の始め方は、
- ETH(イーサリアム)
- MetaMask
- OpenSea
これら3つのアイテムを用いて行います。順を追って、解説いたします。
ビットフライヤーでETHを購入する
ETH(イーサリアム)とは、ビットコインに次ぐ第2位の規模を誇る暗号資産のことです。
まず手元にある資金で、ETHを購入してみましょう。ただし、『業者から直接購入する販売所』で購入しない方がよいでしょう。なぜなら、販売所は販売と売却の価格指定ができないうえに手数料(スプレッド)が割高になってるからです。
ビットフライヤーを介して、『ユーザー間で取引できる取引所』を使えば、ETHを適正価格で買えます。
MetaMaskウォレットを作成する
MetaMaskウォレットとは、ETHをMetaMaskで使うためのお財布のツールです。
ETHの管理がスマホででき、通貨やNFTを送受信する際の手数料を自由に決めることができます。手数料が自由に決められる理由は、ETHが処理できる量が決まっているためです。より多く手数料を払っている人が優先されるため、手数料の上限を決めずにいると際限なく消費しますので注意してください!
MetaMaskの始め方としては、公式サイト、Appleストア、Google Playのいずれかからダウンロードして始められます。
MetaMaskはこちら。
OpenSeaとMetaMaskを連携する
OpenSeaは、世界で一番大きなNFTマーケットです。
NFTは、MetaMaskを使ってOpenSeaで取引します。そのためには、まずOpenSeaとMetaMaskを連携させましょう!
始め方としては、
- OpenSeaに登録する
- MetaMaskを連携させる
- プロフィールなど必要事項を記載する
この3つの手順を行ってください。これで取引の準備ができました。
OpenSeaはこちら。
MetaMaskにETHを送金する
次にMetaMaskにETHを送金してみましょう!
いきなり高額のETHを送金すると、不慣れから起こる思わぬトラブルに遭遇してしまいます。まずは、仕組みを理解するために少額だけ送金してみてください。
送金の手順は、以下の通りです。
- MetaMaskのアドレス(宛先)をビットフライヤーに登録する
- ETHを少しだけ送金してみる
- 問題が起こらなければ、必要な量のETHをMetaMaskウォレットに入れる
これらのことを試して、本格的なNFTの取引へと移っていきましょう。なお、ETHは1回目のアイテム出品に登録料がかかっていましたが、2022年6月より不要となりました。注意点として、購入の時には毎回登録料が必要です。
NFTを始める
ここまでで、NFTを始める当たっての準備が整ったと思います。
では、本格的なNFTの取引の始め方を解説していきましょう。まず取引を始める前に、OpenSea内で自分のショップを立ち上げる必要があります。入力内容や出品前の決め事が多いので、注意して準備に取りかかってください。
OpenSeaでNFTを販売・取引するには、
- OpenSeaに自分のコレクションリストを作る
- アイテムを登録する
- アイテムを出品する
準備には、少しだけ時間がかかります。焦らず、ゆっくりと出品するアイテムを決めていきましょう。
NFTゲームを始めたい方はこちらを参考にしてください!
実際に売れたNFTアート3選
次に実際に売れたNFTアートを3つご紹介します。
Everydays: The First 5,000 Days | 約75億円で落札
デジタルアーティストBeeple氏が2021年2月に出品したデジタルアート。その名も「Everydays: The First 5,000 Days」。
この作品は、氏が1日1枚ずつ描き、5000枚ものデジタルアートを1つにまとめたコラージュ作品となっています。落札金額は、なんと驚きのおよそ75億円!これにより、Beeple氏は「最高に価値のある作品を生み出したアーティストの1人」として認識されるようになりました。
戦場のメリークリスマス | 1音ごとを販売
次は、坂本龍一氏のあの有名楽曲「戦場のメリークリスマス」が1音ごとに販売されたというお話です。
これは、坂本氏自身が「戦場のメリークリスマス」のメロディーを595個の音に分けた音声データの一部をNFT作品として出品したもの。2021年12月に出品すると、販売開始と同時にアクセスができなくなるほどの大にぎわいになりました。坂本氏の知名度と代表作だけでもかなりのインパクトですが、たった1音がものすごい金額になったことを考えると、その注目度は計り知れません。
NBA Top Shot | 約2,270万円で落札
3つめは、NFTゲーム市場に関するお話。
NFTはアートをはじめとした作品だけでなく、ゲーム内アイテムにも価値を求めます。その一例として、2021年2月に取引されたNFTカードゲーム「NBA Top Short」内で使用できるカードが高額で取引されました。
その額は、なんと2,270万円!
BMWの高級車や地方の一軒家が買えるほどの値段です。日本でも「遊戯王」をはじめとしたトレーディングカードが高額取引されることがありますが、これほどの規模の取引は見たことがありません。NFTゲームは、これから市場を拡大すると予想されており、2022年1月にはスクウェア・エニックスの松田洋祐(まつだようすけ)社長がNFTゲームに言及するなど、注目が集まっています。
NFTを購入する際の注意点は
さて、ここまで呼んできたところで、NFTの購買意欲が高まったのではないかと思います。
しかし、NFTを購入する際には注意点もあります。
1.取引手数料がかかる
取引手数料は、NFTマーケットプレイスごとに対応は違いますが、一定の手数料を取られる場合があります。
さらに状況によっては、高額の取引手数料を請求されることもありますので注意しましょう!
その点で、OpenSeaは少額の手数料で取引できることから人気です。
2.保管場所を用意する必要がある
いくらNFTの始め方を覚えたとはいえ、保管できる場所がなければ意味がありません。
2022年10月14日、警察庁が「北朝鮮のハッカーが日本の暗号資産市場から100億円相当の暗号資産を盗んだ疑いがある」と公表しました。このことから、安全な保管場所の準備は必然です。
NFTの保管場所として最適なのは、
- ソフトウエアウォレット
- IPFS(分散型ストレージ)
- ハードウエアウォレット
の3つになります。
3.著作権に留意する
最後に注意しておくこととして、NFTには著作権があることを認識しておいてください。
NFTを購入した際には、所有権そのものは発生しますが、著作権や知的財産権は付与されません。著作権は、あくまでも作品を著作した人物に与えられるもの。NFTを購入した人物には所有権のみが与えられます。現在の法律の仕組みでは、NFTの制度を完全にカバーし切れていないこともあり、一部の法律家の間では不確実性が指摘されています。
著作権は忘れず、意識して購入するようにしましょう!
まとめ
今回は、ビットフライヤーでのNFTの始め方について学びました。
ETH、Metmask、Openseaの3つのアイテムの扱い方についても理解できたのではないかと思います。しかし、NFTには著作権などの頭に入れておかなければならない問題もあります。
それらを踏まえ、ビットフライヤーでNFTを始めようと思っている方は、慎重な判断を持って取引に挑みましょう!